Perfumeやハロプロと何が違う!? ゲイに人気が出ないAKB48の謎!!
本来、ゲイには女性アイドル好きが多い。現に週末の二丁目では、ゲイバーのカラオケでモー娘。らハロプロ勢の曲を熱唱していたり、Perfumeの曲に合わせて踊り狂っているゲイの姿をよく見かける。ところがAKBに関しては、曲を耳にする機会がほとんどないのだ。さらにmixiのコミュニティの人数を比較しても、Perfumeのゲイ向けコミュニティには857人、モー娘。の妹分・Berryz工房のコミュニティには154人ものゲイが参加しているのに対し、AKBのコミュニティはたった67人(2009年9月16日現在)。ちなみに、そのうちの1人は筆者である......。
昨年、冠番組の企画で「ゲイの心を掴みファンを拡大せよ!」と題し、AKBメンバーが二丁目のゲイバーで働いたこともあったというのに、この見向きもされていない感じは一体......。「それならば布教しよう!!」と思い立ち、何度かゲイバーのカラオケで歌ってみたのだが、いずれもオーディエンスは無反応。直後にモー娘。の29thシングル「SEXY BOY~そよ風に寄り添って~」がかかるやいなや、3年も前の曲にも関わらず、「ちまたでうわさのセクシーボ~イ♪」と大盛り上がりの合いの手で店内が沸く中、あまりの温度差に泣きたくなってしまった......。
なぜAKBはゲイに人気が出ないのだろうか? 「ブルボンヌ」の名で女装パフォーマーや二丁目ゲイバーのママとしても活躍しているライター・斎藤ヤスキさんに聞いてみた。
「AKBの人気を支えているのは、主に"オタク層"と"若年層"の男性たち。前者は『秋葉原の専用劇場で行われている公演』、後者は『人気メンバーがピンで登場したテレビ番組やグラビア記事』を入口にしているケースが多いと思うのですが、どちらの入口もゲイにとっては入りにくい。それに対し、Perfumeは『クラブ向きの最新エレクトロポップ』や『センスの良いサブカル的なマニアックさ』など、ゲイが入り込みやすい要素が揃っていたため、あっという間に火が点いたのでしょう」(斎藤ヤスキさん)
また、30代以上のゲイにとっては、おニャン子クラブと同じ「大人数構成」「秋元康プロデュース」といった時点で、新鮮味に欠けるのだという。では、AKBが真にゲイの心を掴むためには、どうすれば!?
「ゲイの中でも二丁目の盛り場に集うようなタイプは、モー娘。の『SEXY BOY』やDEF.DIVA(05年に、安倍なつみ、後藤真希、石川梨華、松浦亜弥の4人で結成されたハロプロ内ユニット)の『好きすぎてバカみたい』など、クラブミュージックやディスコチックな曲調を好む傾向があります。ですので、爽やか青春路線の曲ばかりリリースするのではなく、たまにはそういったテイストも取り入れてみるといいのでは。既存のシングルだと『ロマンス、イラネ』が歌謡ディスコ的ですが、ゲイのハートを掴めるほどではないし。とはいえ、オリコンランキングでSMAPを打ち負かしたあたりから、ゲイの間でもようやく火が点いてきた気がします。先日行われたショーで『言い訳Maybe』を女子高生ルックで踊ったところ、まぁまぁ盛り上がりました(笑)」(同)
10月21日に発売される新曲「RIVER」は、一部情報によるとラップを含んだカッコイイ系の曲に仕上がっているという。もしかしたらこれを機に、ゲイのAKB人気が高騰するかもしれない!?
(取材・文=アボンヌ安田/こじはる推し)
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